みなさん、ご静聴を。ここでお話するのは今まで不当に評価されてきた、そして実は他の素材よりはるかに優れた生地についてです。この素晴らしい生地のレビューはもちろん公平です – 客観的な見地から導いた正しい検証のみ、採用いたします。
さあ、思う存分ベルベットについて語りましょう。まずはその歴史から。
ベルベットの秘密1 – 素材が生まれるまで
ベルベットの生みの親となった文明はまだ特定されていないのですが、エジプトか中国ではないかと言われています。間違いないのは、ベルベットがその使われ方において大きく進歩したのは14世紀のイタリア、ルネッサンス期です。そのころ台頭してきた資源と技術の結晶である商業の分野で、ベルベットの需要と供給はともに大きく拡大します。ベルベットの生産には巨大な資源の連なりと、異なる生産過程で熟練技をもつ職人が必要でした。例えば養蚕業、蚕から絹を生成する作業、紡績、洗浄、染色、そして最後にできた絹糸を巻く作業。それから織り機に糸を取り付け、機織り、そしてようやく完成した布地を世に出す前に検品する作業…
これでなぜベルベットが上流階級の素材だったのかがお分かりでしょう。この高価なファブリックを手に入れられるのは貴族だけだったのですね。
ベルベットの秘密2 – 贅沢な生地
ベルベットの特徴的な柔らかな手触りと心地よさは、特殊な方法で織ることでできています。これは毛先を入り揃えたカットパイル、ダブルパイル、ループパイルなど、どのタイプのベルベッド生地においても見られる、光の当て方で変わる繊細な光沢と色の奥行きを生み出しています。綿のキャンバス生地でやろうと思ってもうまくは行きませんよね!
この特徴が深く、豊かな染色に最適なのです。漆黒や輝くような白、華やかな紫や血のように濃いワインレッドなどはベルベットの見本でもよくある色です。あるいは金糸や銀糸を織り込んだベルベットでさらに品格をあげるのもいいですね!
それからジャガード織の柄やとっても美しい幾何学模様。黄金時代の王にふさわしいこの生地を、使わない手はありません。
ベルベットの秘密3 – 大切に扱うべき生地
よく使われる生地というのは大抵シンプルでお手入れも簡単なものが多いですよね。ソファから剥ぎ取って洗濯機に放り込み、ガラガラ回したら干しておしまい。でもベルベットのようなロイヤルな生地は、そんな手荒な扱いは決して許しません。少し湿らせた拭き布で優しく優しく拭いて行きます。そのあと乾いた布で丁寧に仕上げ。「洗濯機◯」の綿製品が羨みそうな扱いですね。
ところがコンフォートワークスのパフォーマンスベルベット生地は洗濯機で洗えるんです!必ず30℃以下の水で洗ってくださいね。乾燥機は使用できませんのでお気を付けください。ぎゅっと絞らずに陰干しでドリップドライさせてくださいね。高級感たっぷりの生地なのにソファが頻繁に汚れてしまいがちなやんちゃなお子さんやペットがいるご家庭にもお勧めできます!
ベルベットの秘密4 – 生産性を高めてくれる(?)生地
誰しも経験したことがあるはずです – オフィスで過ごす退屈な午後、ダブルのヴェンティ・モカ・(ダブルxダブルエスプレッソショット入り)チャイラテ・フラペチーノも頭をすっきりさせてはくれない…さあ、昼寝でもしよう!と言うわけでオフィスの派手なベルベットのソファに倒れ込み、柔らかな手触りを楽しみながら、眠りの神に誘われるがままにアラームもセットせずにうとうと…そう、ベルベットのソファならアラームいらず。だって20分もすれば自分の体温ですっかりソファがホカホカに!
または逆にこう捉えることもできます。
冬の寒い日(カナダ人に言わせれば「いつもの火曜日」)、玄関の分厚い扉をあげてよろよろと家の中に入ってくるあなた。仕事場での長い1日を終えた時に飛び込みたいのは、堅くて冷たいレザーのカバーがかかったデザイナー家具のソファ…でしょうか?いいえ、ベロア・ベルベットのソファカバーなら恋人の腕のようにあなたを抱きしめ、温めてくれます。やっぱりこれですよね!
というわけで
これが、ベルベットが布の王様であり、神々しいまでの心地よさを約束してくれる理由。
ほら、こんなRouge Ash のIKEA EKTORP/エークトルプ 3人がけソファ用カバーみたいにね。
まずはサンプルをオーダーしてコンフォートワークスのベルベット生地をお試しください。きっと気に入ってくださること間違いなし❣