ソファを完璧な状態に保つのは難しいことです。特に何年も使っていると破れてしまったり、中にはあまりケアをせずに奔放に使っている人もいるかもしれません。クッションは中身が潰れてフワフワ感がなくなるし、スプリングは曲がるし、フレームは折れてしまうし…。
このような問題を解決するのは確かに難しそうですが、(ほとんど)すべてを解決できる方法があります。今日は、ソファクッションを復活させ、へたったカウチを直すために最適なヒントとアドバイスをお伝えしたいと思います。
これであなたのソファも新品同様になりますよ。
目次
へたったクッションを復活させる方法
新しいカバーと一緒に新しいクッションが欲しいのですが、というお話を何度もお客様からお聞きします。クッションの詰め物をご用意することはできませんが、直すことができる場合もあります。その方法を見てみましょう。
クッションをひっくり返す
このアドバイスは主に座面クッション向けですが、背もたれクッションにも役立つことがあります。
ご存知の通り、クッションのフォームは長いこと使っていると潰れてへたってしまいます。私たちはクッションの同じ部分にいつも座ることが多いので、クッションの前側が圧迫されがち。なのでほとんどの場合、クッションの背面側はへたらずにまだ綺麗な状態なことも多いのです。
この場合は、次のことを行うだけで良いでしょう。
- クッションカバーを外す
- 中の詰め物を反転して前後を入れ替える
- カバーを元通りにかぶせる
ここで朗報です!
コンフォートワークスのソファカバーはIKEAの全モデルではないものの、一部のソファモデルに対して両面使いが可能なソファカバーを制作しています。先ほどご紹介した方法は、クッションをカバーから外して反転させる方法ですが、両面使いのソファカバーなら気付いた時にさっと反転させるだけ。より簡単にクッションの凹みやすい部分をローテーションさせることができるんです。
例えば、写真でご紹介しているIKEA Friheten/フリーヘーテンはオリジナルの背もたれクッションは片面使いしかできません。しかし、ソファカバーを変えることで、両面使いに変身させることができるんです!
しかも、このFriheten/フリーヘーテン、元々はカバーリングタイプのソファではありませんが、コンフォートワークスではカバーリングの、しかも両面使いのソファカバーをお作りしています。
クッションに綿やスポンジを足す
クッションを復活させて新しく買ったばかりの状態のようにするには、クッションに綿入れをする方法もあります。
クッションに詰めることのできる、とても便利な商品を見つけました!※ちなみにスポンサーではありませんよ😉
○Poly-Fil ポリエステル綿:アメリカでかなり有名なブランド。クッションに詰めるには最適で安価です。
○スポンジホームセンター:ウレタンやポリエチレンのクッションスポンジをオーダーカットができます。
ソファはサイズもまちまちなので、追加、交換する量も異なります。クッションの種類や量などが選べるのは嬉しいですね。
取り外せないクッションを復活させる方法
クッションがソファから取り外せなくても大丈夫!クッションを復活させる方法を3つご紹介します。
ファスナーが付いているか探す
実はクッションにファスナーが隠れているときがあります。とても意外ですが、見逃す方が多いです。そのため、まずはファスナーがあるか確認してみましょう。ファスナーが付いていればクッションを外すことができます!
クッションとフレームを切り離す
思い切ってクッションとフレームを切り離し、フレームとクッションそれぞれに新しいカバーをかける方法です。オーダーメイドカバーを製作するコンフォートワークスではこのようなご要望にもお応えしています。
フレームの内側は完全に露出していますが、オーダーメイドのカバーをかぶせるので心配ありません。予備の生地を使って露出した部分を覆い補強することもできます。クッションの詰め物は新しいクッションカバーに使うので、忘れずに取っておきましょう。このプロセスについて詳しく知りたい方は、「クッションが取り外せないソファにカバーは付けられる?」をご覧ください。
オプション3:張り替える
これがいちばん高価で最後のオプションです。クッションを地域の家具張り替えの専門店へ持って行き、生地代と縫製料を支払い、完成まで数週間を待つ必要があります。
へたったカウチを直すには
クッションに問題がない場合(または前述のヒントで既に直すした場合)次のような方法でへたったカウチ(フレーム)を直すこともできます。
ベニヤ板を入れる
最も一般的で便利な解決法です。ソファからクッションを取り外します。丈夫なベニヤ板をその部分に収まるように切り、その部分へ板を入れ、クッションをソファに戻します。これ以上ソファがへたることがないでしょう。簡単ですね。
フレームを直す
ソファの骨組みに問題があるときがあります。このような場合は、ソファを点検して、木材や金属部分が壊れているか確認しましょう。破損の程度よっては、自分で直すことができます。
通常、主要な骨組み部分の破損は専門家に直してもらうのが良いですが、ほとんどの場合問題となるのは、スラット(細長い薄い板)が数枚折れているということだけです。
このような場合は、ソファのスラットが何枚壊れているかを確認し、その壊れたスラットの寸法を測って写真を撮ります。ホームセンターかお住まいの地域の大工店で新しいスラットを買うことができます。寸法と写真を忘れずに持って行き、間違いなく必要な部品を買うようにします。
あとは交換するだけです。端には木工用の接着剤を使うのを忘れずに。
ソファのスプリングを直す
へたったカウチを直すのにもう1つの重要なことは、スプリングをチェックすることです。スプリングが曲がっている場合は自分で直すことができるかもしれません。ただし曲がっている箇所が多すぎる、またはスプリングが壊れている場合は、ソファを家具張り替えの専門店に持っていく必要があるかもしれません。
ここでもやはり、破損したスプリングの数を確認し新しいスプリングユニットを購入するだけです。
IKEA のソファをお持ちの方は、マニュアルを確認しましょう。もしくは、まずはIKEAに電話で10年間保証について尋ねるのも良いですね。
カウチやクッションのへたりを防ぐヒント
予防することは治療法を探すことよりも良いというのが常。そこで、ソファやクッションのへたりを防ぎたい人のために、その予防策をここで紹介します。
クッションを定期的にひっくり返す
これはクッションの擦れを抑えるのに役立ちます。リバーシブルのカバーを使えばクッションをひっくり返すのも簡単になりますね。ソファカバーは各種取り揃えていますので、ぜひ★弊社のソファカバーのページをご覧ください。
取り外し可能なクッション付きのソファを購入
クッションがダメになってしまったたら直すことができます(クッションがソファの中で1番使用頻度が高い部分であることを忘れずに)。
ソファのいろんな部分に座るようする
ソファの同じ場所に座り続ければ、その部分ばかり圧力をかけてしまい、時間が経つとへたってきます。ソファを移動させれば、家族やお客様がソファのいろんな部分に座れるようにできます。
これまで書いてきたことを実践してもらえば、あなたのソファは新品のようになるはずです🙂 まだ何か足りないことがあれば、ぜひ以下のコメント欄でお知らせください。
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では、楽しんでデザインしてくださいね!