世界中のどのご家庭でも、少なくとも1つはソファを持っていますよね。ということは世界にはものすごい数のソファがあるということ。そしてイケアはソファを製造する数多くの企業の1つにすぎません。これほど多くのソファがあるにも関わらず、私たちはお金に余裕があれば買い換えるのはごく普通のことと思っていますよね。
もちろん、ソファが壊れるまで(ソファの寿命は平均して10〜15年くらい)使う方もいますし、売ったり誰かにあげたりする方もいます。でも中には見た目に飽きたからという理由だけで新しいソファを買う方も。さらに悪いことには、ソファは昔ほど長持ちする造りではなくなってしまいました。平均寿命が10年以下であると言っても驚かないですよね。
古いソファは一体どこへ?
LSスリップカバーによると、毎年アメリカ人によっておよそ850万トンもの家具やインテリア用品が廃棄されています。古いソファが埋立地へ送られたり焼却処分される一方で、新しいソファが大量生産され続けるのは本当に無駄なこと。誰にとっても、特に私たちの母なる地球にとっては決して良いことではありません。
ではソファを処分場に送る以外に何ができるでしょうか?地球に負荷をかけず、あなたのソファも無駄にしない方法をこれからご紹介していきましょう。
ガレージセールや慈善バザー
ソファを無駄にせず、ついでにお金も稼いじゃいましょう。あなたのご主人がガラクタをいっぱい溜め込んでいるなら特に大掃除すると良いことがたくさんありますよ。
掲示板サイトを利用
コンセプトはガレージセールと同じですが、売ったり譲ることができるアイテムが一つしかないなら、セールを開催する必要がなく手間いらず。ネットに広告を出すので販売の範囲を広げることができます。多くの場合、買い手は商品を受け取るためにちょっと遠出しても構わないと思っていますよ。ですから彼らが40km離れたところに住んでいたとしても心配しないで。
下取りしてくれるお店
下取りしてくれるお店はいくつかあります。もし同時に新しいソファを探しているなら、下取りが可能かどうか店長に相談してみましょう。ソファのコンディションによって修理して再販したり、解体して新しいソファを作ったりしています。
友人や家族に譲る
弟が一人暮らしするために引っ越してソファが必要?ソファはたいていお家の中で最も高価なアイテムの一つですよね。ぜひ実際に弟さんの力になってあげましょう。
チャリティに寄付
もし家族や友人のところでソファが不要になったら、それを喜んで受け取ってくれる場所は他にきっとあるはずです。児童養護施設や福祉施設、公民館、他のご家庭などがそうですね。
リサイクル
一歩踏み込んだ仕事をする会社もありますよ。リサイクル団体と連携して、修理できるソファは再利用したり、できない場合はそのままリサイクルしたりしています。そのような会社の例としてイギリスのファニチャーヴィレッジがあります。
張り直し
ソファのフレームはしっかりしているけれど生地が劣化しているという場合は、張り直しが可能です。お近くの業者でソファの寿命をあと何年伸ばせるか確認してみましょう。もし可能なら取り外しできて洗えるカバーを作ってもらうのはいかが?
オーダーメイドのソファカバー
近所で張り直しが出来ない場合はネットで探してみるのも良いですし、もしくは私たちにご相談いただいても。そう、私たちはオーダーメイドのソファカバーもお作りしています。カバーの製作が可能かどうかチェックするため、まずはソファの写真を送って下さいね 🙂
自慢するわけではありませんが、ソファカバーをシーツと同じように時々外して洗えるものにしたいという気持ちこそが、私たちがこのビジネスを始めた理由なんです!実用的なだけでなく衛生的でもあり、繰り返しますが、ゴミ捨て場行きのソファをもう一つ救うことができるのです。
いろいろな方法を挙げてきましたが、そのどれもダメという場合にはソファが埋立地や焼却場行きになってしまうかもしれません。でも他に選択肢がある限り、できるだけカーボンフットプリントを減らす努力をしていきましょう。変化を起こすことができるのは私たち自身なのですから。