高級感あふれる見た目と、存在感が魅力の革ソファ。
使えば使うほど味が出て、経年変化が楽しめるのも、その魅力の一つです。
革ソファの一般的な寿命はおよそ10年程と言われています。しかし、お手入れ次第では、それ以上愛用することもできます。逆に、日頃のケアを怠ると黒ずみや、ひび割れであっという間に寿命がきてしまうなんてことも。革ソファはとてもデリケートなので、しっかりとした方法で日頃からケアしてあげることが大切です。
今回は革ソファを長く愛用していただくために、日頃から行っていただきたい簡単なお手入れの方法に加え、月に1度のお手入れ、季節の変わり目に行っていただく本格的なお手入れの方法をご紹介したいと思います。
— 目次 —
①毎日行う簡単なお手入れ方法
革ソファの汚れの原因は多岐にわたります。食べ物の食べかすや、ペットの毛、知らず知らずに舞ってしまっているちりや埃。また、人間の皮脂や油も、劣化の原因になります。
まずは日頃から乾いた雑巾で乾拭きを心がけるようにしてください。
革ソファは水分に弱い特徴があります。乾拭きは、余分な水分と一緒にゴミを取り除けるので、日頃のお手入れはこれで十分。
乾拭きに使用するのは、柔らかい布を使うようにしましょう。コットン100%が理想的です。着なくなったTシャツなどを代用するのも良いでしょう。硬い布やザラザラした布だと、革の表面を傷つけてしまうので要注意。柔らかい布で、優しく撫でるように表面の汚れを取り除きます。
②月に1、2回のお手入れ方法
日頃の乾拭きに加え、月に1度か2度、革ソファのためのお手入れを行ってください。
方法はそれほど難しくありません。いつもの乾拭きの前に、掃除機を使ってゴミや埃を吸い取ります。ボタンがついていたり、溝が深い場合はゴミが溜まりやすいので、隙間も入念に掃除してください。隙間は細いノズルを使用し、表面はブラシ付きのアタッチメントに付け替えましょう。通常の掃除機のヘッドだと、革を傷つけてしまう可能性があるので、ブラシ付きに切り替え、できるだけゴシゴシせずに、優しく。
ゴミを吸い取ったら、固く絞った布で表面を優しく拭きます。革は水分に弱いので、布を濡らしすぎないのも大切なポイント。ほのかに湿っているくらいの布で水拭きし、その後、乾いた布で乾拭きします。
③季節の変わり目に行うお手入れ方法
年に2〜4回、季節の変わり目には本格的なお手入れを行うようにしてください。
本格的なお手入れには専用のクリーナーや、保護クリームを使うので、事前に準備しておくと良いでしょう。
- 掃除機で余分なゴミを吸い取る。
- 革専用のクリーナーをよく泡立て、スポンジや専用のブラシに含ませて表面の汚れを落とす(クリーナーによっては泡立てない場合もあります)※革には細かなシワがあるため、シワの隙間に沈着した汚れをしっかりと落とします。
- 綺麗な布でクリーナーを拭き取る。※水拭きのように濡れた布を使うと表面が痛むので、なるべく乾いた布を使用し、クリーナーが取りきれない場合は固く絞った水分を含んだ布で拭き取ります。
- 約1、2時間置き、表面を乾かす。
- 専用のクリーナーを満遍なく塗る。
季節の変わり目に行うお手入れの方法は、乾かす時間も含めると約2〜3時間ほどかかりますが、このお手入れ一つで革ソファも新品のように生まれ変わるので、ぜひ行うようにしてください。
専用のクリーナーも家具量販店の大塚家具やニトリ、IKEAなどで手に入れることができるので、安心です。
・大塚家具 オリジナルレザーケアキット4
・ニトリ 革用メンテナンス用品(レザーケアキット 50ML)
・IKEA ABSORB アブソルブ 革お手入れセット
お手入れをしても綺麗にならない場合は
お手入れをしてもなかなか綺麗にならない場合には、ソファカバーをかけるのも大事なソファを使い続ける方法の一つです。
コンフォートワークスでは、どんなブランドのソファでも構造の許す限りフルオーダーメイドでソファカバーを作ることができるので、交換可能なソファでなくても安心です。
レザーの風合いをインテリアに残したい場合には、ヴィーガンレザーや合皮の生地もあるため、インテリアのテイストはそのままに、大切なソファを甦らせることができますよ。
おわりに
今回は革ソファを長く使っていただくためのお手入れの方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?革ソファは値段も決して安くはありませんが、それだけに寿命も長く、使えば使うほど味が出るインテリア上級者のアイテムです。大切なソファだからこそ、日頃のケアから本格的なケアまでしっかりと行い、長く愛用してくださいね。
コンフォートワークスのソファカバーが気になった方はぜひ生地サンプルをご確認ください。