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バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択

地球温暖化が悪化の一途を辿る今、サステナビリティ、エコフレンドリーを求める声は世界じゅうでますます高まっています。2017年は「ノー・ストロー」運動、つまりプラスチックストローの代わりにメタルや竹、紙の製品を使うという行動が各国で注目された年でした。しかし世界のごみ生産量を抑えるには金属ストローだけではまだまだ足りません。

そのためには私たちひとりひとりの毎日の生活の中でごみをできるだけ減らすという意識が必要です。社会慈善は家のなかから始まる、という言葉を聞いたことはありませんか?まずは家庭でごみゼロ運動を実践するのが最善です。そして家の中でもいちばん取り掛かりやすいのが、バスルーム。身の回りをよく観察して、捨てる頻度が高いプラスチック製品を探してみましょう。その意外な量に驚くことは間違いありません!歯ブラシ、シャンプーやボディソープなどのボトル、女性用の生理用品などは、日常的にゴミ箱に入れられる典型的な例です。
幸運にもそういった日用品はサステナブルな、ごみゼロの選択が可能なものに替えるのも比較的簡単。さあ、今回の特集を読んでごみゼロバスルームに挑戦してみましょう。

1. 生物分解性の竹製歯ブラシを使う

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歯科医は衛生上、3ヶ月に一度歯ブラシを交換することを推奨しています。ということは1年に4本の歯ブラシを使うわけですね。5人家族の場合、1年に20本、そして5年間では100本の歯ブラシを捨てるという計算です。一見そんなに多いようには思えないかもしれませんが、捨てられた歯ブラシはあなたが生きている年数と同じどころか、それ以降の世代に至る年月のあいだ、ごみ埋立地にずっと残されたままになるんです。
それを解決する方法が竹でできた歯ブラシを使うこと。微生物によって分解可能な自然の原材料で作られた竹の歯ブラシは、もちろん歯磨きも普通の歯ブラシと同様にきれいにできます。3ヶ月をすぎたら庭や鉢の土の下に埋め、自然が徐々に分解してくれるのに任せるだけです。

2. 手作り歯磨きペーストに挑戦

バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択(手作り歯磨き粉)
Image credit: Mountain Rose Herbs

プラスチック製の歯ブラシほどではないとは言え、歯磨きペーストもプラスチックを使っています。含有量の少ない、サステナブルなものに替えることができますよ。
ユニリーバなどの大企業は、環境に優しいパッケージングを使った商品の生産を始めました。タブレット状の歯磨きペーストなどもその一つ。チューブ容器にプラスチックが使われておらず、水が余分にいらないタブレットの歯磨きペーストはとてもいいですよね。
そのほかにも、プラスチックのチューブの代わりにガラス容器にペーストを入れて販売している小さなメーカーもあります。さらには重曹とベントナイトクレイを使って手作り歯磨きペーストに挑戦するのもいいアイディアです!自分でつくれる歯磨きペーストのレシピが掲載されているウェブサイトはいくつも見つかりますし、こちらに歯科医が監修しているものもありますよ。

3. 月経カップと再使用可能な生理用ナプキン

バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択(月経カップ)
Image credit: Getty Images

いまさら言うまでもなく、女性というのは強いものです。1ヶ月のうち1週間は出血しているというのに、普段通りの生活を送っているのですから。しかし毎月月経があるということは、かなりの金額が、数時間おきに交換しなくてはならない生理用ナプキンに費やされるということ。そしてそれは、女性が閉経するまでの40年もの間、ゴミを出し続けるということでもあります。
幸運なことに今は生理ももっとサステナブルにケアできる選択肢があります。そのひとつが月経カップの利用。柔らかいシリコンのカップを体内に入れ、血液を「回収」するというものです。月経カップは医療用シリコンでできており、体内に入れても安全で、何年も繰り返し再使用できるものなんです。生理中の嫌な漏れも防ぐほか、人工的に漂白されたタンポンより体に害も少ない製品と言われています。とっても柔らかくフィットするので普段と同じような運動をしてもあの嫌な生理の感触がありません。
もし月経カップにトライする勇気がないと言う方は、再利用可能な生理用ナプキンはいかがでしょうか。布ナプキンは使い捨ての紙ナプキンより快適で肌にも優しい製品。着用後は洗って流せばまた使えるので、お金も節約できますよ。

4. リサイクル・トイレットペーパーを使う

一般的なトイレットペーパーはプラスチックの袋に入っていますよね。そんなに多い量には思えないかもしれませんが、紙で包装されているトイレットペーパーを買えばプラスチック使用量を減らすことができます。さらに一段階ステップアップして、原材料に木が含まれていないものや100%リサイクル材料でできたトイレットペーパーを使うのはどうでしょう。パルプでできているものとの違いは全く気にならないはずです。
そもそもトイレットペーパーを使う習慣をなくしてしまいたい!という方はビデがついているトイレを使えばいいですね!水で洗えば何も問題ありません。

5. シャンプー、ボディソープ、洗顔料を固形石鹸に変えよう

バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択(固形石鹸)
Image credit: Unsplash/ Annie Spratt

昔ながらの固形石鹸を使って体を洗いましょう。そうすればプラスチック包装も減らせます!体全部を石鹸一つで洗うということではありません。ボディ用の石鹸だけでなく、今や固形シャンプーや固形コンディショナー、洗顔料やローションまで固形のものがあるんです。プロダクトの未来はパッケージフリーに。素晴らしいでしょう?

6. 再使用可能なコットンパッド

使い捨てのコットンパッドはビューティー・プロダクトの中でもゴミになりやすいものと言えますね。いちど化粧水をつけたりメイク落としをつけたパッドはすぐに捨てられてしまいます。
これを繰り返し使えるコットンパッドに替えてみましょう。生理用ナプキンと同じアイディアですが、再利用可能なコットンパッドは布製で、擦り切れるまでなんども洗って使えます。これの良いところは、そもそも買う必要すらないということ。古いTシャツをリサイクルして使いやすいサイズにカットし、裏表2枚で縫い合わせれば、あっという間にコットンパッドの完成です。

7. 木製の綿棒

綿棒を使う時というのは耳かきやメイクのヨレを直すなど様々ですが、使い方に共通点があるとすれば、この小さな棒の大部分がプラスチックでできているという事実に気づく間もなくぽいぽいと捨ててしまうということでしょうか。

綿棒をごみゼロオプションに替えるのは簡単です。プラスチック部分が木で作られているものを探しましょう。
さらに今は繰り返し使える綿棒が保管ケース付で販売されています。なかなかスマートでしょう?

8. 手作りのマウスウォッシュ

バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択(手作りマウスウォッシュ)
Image credit: The Vaneffect

マウスウォッシュなしの生活なんて考えられない?その気持ちはわかります!多くの人にとってマウスウォッシュは口腔衛生を良好に保ってくれるだけでなく、口の不快な臭いもさっと取り去ってくれるありがたいアイテムです。でもプラスチックボトルを毎回買うのではなく、家で手作りできることを知っている人は少ないかもしれません。
材料はこれだけ:蒸留水、アロエベラ、キシリトール、そして重曹。これをガラスのボトルでよく混ぜればあっという間に出来上がり!

9. ステンレスの剃刀

使い捨ての剃刀は簡単・便利ですが、やはりこれも、本体のほとんどがプラスチックでできています。長い目で見ればきちんとした、使い捨てよりはるかに長持ちするステンレススチールの剃刀を使う方がお得です。

そういった安全剃刀は捨てられていくプラスチックのものより断然サステナブルですし、切れ味が悪くなったものもリサイクルできます。持ち手部分もとても丈夫なので長く愛用できますよ。

10. 木のトイレブラシ

バスルームから始めよう!10の簡単な「ごみゼロ」の選択(木製のトイレブラシ)
Image credit: Sustain Ecostore

バスルームでごみゼロにできるのは身の回りのケアプロダクトだけではありません。今まで使っていたプラスチックのトイレブラシを木製のものに変えましょう。プラスチックのものに比べて見た目も断然良いこの木のブラシは、耐久寿命が長く、最後に処分するとなったら自然に還ります。

さあ、家でできるごみゼロオプション、ほかにも探してみませんか?手作りがお好きならランチバッグやナプキンを自分で作ってみるのもいいですね!無料でダウンロードできる作り方はこちらから:

お弁当袋やナプキンを自分で作ってみよう!

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