あぁ、IKEAって本当に完璧、と思った矢先、このお店は想像もしなかったやりかたで私たちにサプライズをくれる…
IKEAのビジネスの展望を広げていくのはもちろん新商品の発表なわけですが、今回の特集ではIKEAの来期の計画にあれこれコメントするより、彼らが今までに販売以外で実現した素晴らしいことをいくつかご紹介して、みなさんにももっとIKEAを好きになってもらえたらと思います。
飼い主のいない犬に、休める場所を提供
カターニャでのある寒い夜、IKEA・イタリアのスタッフは野良犬を中に入れ、暖かい場所で体を休め、寒さをやり過ごせるようにしました。
その日のお客さんはIKEAのディスプレイの一部かのようにのびのびと寛ぐ犬たちという幸せな光景を目の当たりにしてびっくり。
食べ物と水を与えられたのはもちろんのこと、新しい家族まで見つけた犬もいたそうですよ!
動物保護施設にドールベッドを寄付
もしあなたが猫好きかつIKEA好きなら、カナダのオンタリオにあるIKEAストアがこの小さなもふもふの子たちに贈ったプレゼントも気に入るに違いありません。
この店は猫が固くて冷たい床で寝なくて良いように、商品のドールベッドを地元のエトビコ動物愛護協会にたくさん寄付しました。
ニャーンて素敵な寝心地だったことでしょう!
障がいのある方の役に立つ、家具の追加パーツを製作している
IKEAは近年いくつかのイスラエルのNPO団体と協力し、自社の商品が障がいなどで介助を必要とする人々にとってより快適で使いやすいものとなるよう、13のデザインを発表しました。
ThisAbles.comというサイトに掲載されたデザインのうちいくつかは3Dプリンタで作成することもできます。
空気汚染の対策を進めている
今年、IKEAはGUNRIDと言う名の空気清浄カーテンを発表しました。そう、カーテンが空気をきれいにしてくれるというのです。
IKEAのプロダクトデザイナー、マウリシオ・アフォンソは数々の技術者、デザイナー、専門家からなるチームの協力を得て、ミネラルベースの処理が施された表面が光合成のような反応を起こす生地、GUNRIDを制作しました。光への反応を利用して、室内の空気清浄機で除去できなかった匂いやホルムアルデヒドなどさまざまな大気汚染物質を分解します。
Design Indaba に参加
IKEAはアフリカ5カ国出身のデザイナー、建築家、アーティスト、クリエイターらとコラボレーションしてÖVERALLT/オーヴァルアルト コレクションを発表、南アフリカのケープタウンで開かれたDesign Indaba Festival 2019に参加しました。
オーヴァルアルト コレクションは現代アフリカのカルチャーからインスピレーションを受け、アフリカの都会的なリビングルームというテーマで作られたもの。家具や食器、テキスタイル、ファッショナブルでありながら環境に配慮されたトートバッグなど、多岐にわたります。
家具に対する愛の教科書
IKEAは独自のカーマ・スートラ、すなわち愛の教科書を編纂し、私たちの住まいに愛着を持つことを教えてくれました。
この美しいビジュアルの電子書籍はIKEAのカタログとスタイルガイド教本の両方を兼ねており、素敵な空間をつくるのにとても役立ちます。
こういったエピソードからわかるのは、IKEAが自分たちを単なる家具販売店ではないと考えているということ。これほどの規模の会社がたくさんの人(と動物)の生活の質の向上に真摯に向き合っているという事実は本当に素晴らしいですよね。
それからご自分の家具の魅力を最大限に引き出すIKEA流のインテリア術をもっと知りたいという方はコンフォートワークスの無料のeEブック 「Timeless Living: IKEAのアイディアがつくる美しい家」(英語)をぜひご覧ください。