プラスチックは便利なものですが、製造、処分とどの工程でも二酸化炭素を排出し環境への負担が大きいです。
動物がお腹の中に大量のプラスチックを抱えて死んでいるのが発見されたり、地球の生態系にも影響を及ぼしています。人間がまだ十分に調査しきれていない場所にまでプラスチックの影響は到達しています。より住み心地の良い地球にするためには、プラスチックの使用を少しでも減らすための小さな行動が役立ちます。
では、実際に家庭でプラスチックを減らすためになにができるのでしょうか?今回はちょっとした習慣の中に取り入れられる12つの習慣をご紹介します。意識はしているけど具体的な方法が分からないと思っている人や、家庭の中でも簡単にできる方法を知りたい人はぜひ参考にしてみてください◎
1. ウォータータンブラーを入手する
まず1つ目の家庭でできる地球に優しい習慣は、ペットボトルを使う代わりに、ウォータータンブラーを持参することです。大手のコーヒーチェーン店などの特定のお店では、タンブラーに飲み物を入れると割引が受けられます。
1日1本ペットボトルを使用しているとして、ウォータータンブラーを習慣化した場合、年間365本のペットボトルの消費が減ったことになりますね。これはお財布にも優しい。自分のお気に入りのタンブラーを持ち歩くのも悪くないですよね◎
2.繰り返し使えるカトラリーを使う
次に紹介するのは、ステンレスや竹製のマイストローを持ち歩くことです。最近は紙ストローで提供する店も増えてきて水を吸収しやすい紙ストローにストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。実は私もステンレスのストローを使用しています。冷たい飲み物を飲むときの、プラスチックや紙のストローでは味わえないストローのひんやり感がたまりません。
また携帯用の食器セットを持ち歩くことを習慣にするのも素敵。料理をテイクアウトするときは、プラスチック製のストローやスプーン、フォーク、ナイフではなく自分の好きなデザインのカトラリーを使いましょう。
3.エコバッグを玄関や車の中に置いておく
食料品の買い出しに行く時は、エコバッグを持参することを習慣化しましょう。つい持っていくのを忘れてしまうという方は、玄関のそばや、車の中に常備しておくとうっかり忘れも防げます。エコバックにもさまざまなデザインのものがあるので、気分や買う量によって変えるのも楽しそうですね。エコバックを使えば、家の中がスーパーの袋であふれ返るということも無くなりそう、、、。
スーパーによっては、カゴの販売をしているところもあるようです。ご自分のカゴがあれば、レジで「このかごに入れてください」とお願いするだけ。袋に詰め替える手間もなく、そのまま車に詰めるので時短テクニックにもなるんです。
4. 繰り返し使える容器を使う
続いて紹介する家庭でできる地球に優しい習慣は、テイクアウトする際に容器を持参することです。テイクアウト容器はプラスチック、発泡スチロール、紙の容器などに入れられることがよくあります。料理のテイクアウトが好きなら、このような専用食品容器を購入してみてはいかがでしょうか。自分の好きな容器をもってレストランに行くのは海外ではよく目にする光景ですね。
エコバックが世間に浸透したように、こうした食品容器の使用も意識しているうちに当たり前の習慣になるはず。キレイな容器だったら楽しくなりますし、料理も一層インスタ映えするでしょう。ゴミ捨て場行きの使い捨て容器が増えないので、地球もあなたに感謝してくれますよ。
5. 固形のシャンプーやボディ洗浄料を使う
家庭で簡単に習慣化できるのは、プラスチック容器の使用を控えることです。特にシャンプーやボディソープの容器はプラスチックを多く使用しています。プラスチック製の容器に入っているシャンプーやソープの代わりに、昔ながらの方法に戻って良質な固形石けんを使ってみませんか。固形石けんやシャンプーはあまり質が良くないイメージですが、最近はいろんな香りつきで質がいいものがたくさん見つかります。
食器用洗剤も固形石鹸タイプがあります。よく考えてみれば、容器はいらないかも、プラスチックの使いすぎだなと思う商品もありますよね。まずは固形石けんから始めてみませんか。
6. 包装されていない野菜と果物を購入する
過剰包装といえば、食品でも当てはまるものがありますよね。野菜や果物はすでに自然の保護材で覆われていますが、衛生面を気にし多くの食品はプラスチックで包装されています。
時間がある時は食料品のチェーン店に行く代わりに、地元の農産物直売所や夜市に行って、プラスチック容器に入っていない新鮮な野菜や果物を買うようにしてみましょう。また青果だけでなく、お菓子や日常的に消費している商品の包装も気にしてみましょう。
7. ごみゼロのお店で買い物をする
続いて家庭できる地球に優しい習慣は、買い物する会社やブランドがどのくらい環境への負担を考えているか気にすることです。
環境への配慮が新たに注目され、環境に負担をかけないことにこだわっているお店が世界中のあちこちで見られるようになりました。このようにリサイクル、環境への配慮を積極的に行っているお店を選ぶのも、私たちができる行動の1つです。食品、洗剤のような家庭用品、洗剤、ボディーシャンプーなど、人生で多くの量を消費する日用品ほど環境負担の少ないブランドを応援したいですね。量り売りをしているお店もあるので、容器を持参し、必要なものを必要な分だけ補充することもできます。梱包用のプラスチックだけでなく、余分な買い物を減らすこともできますね。
8. 布製の生理用ナプキン、おむつを使う
プラスチックを削減しようとすると代わるものは布になります。身近な商品を布製に置き換えるのも家庭でできる地球に優しい習慣です。
女性の場合は、生理中に使用するナプキンは使い捨てではなく、洗濯して繰り返し使用できる布ナプキン、またはシリコン製の月経カップを使ってみてください。布も、竹やコットンなど天然素材のものを使用することで月経痛が軽減されるというお話もあるんですよ。ナプキンや、おむつなどデリケートな部分に触れるものこそ天然素材を。肌にも優しく、ゴミを減らすことにつながります◎
9. シリコンのクッキングシートでお菓子作り
続いて紹介する家庭でできる地球に優しい習慣はシリコン製の商品を使うことです。お菓子作りや料理の際にオーブンを使用する人は、繰り返し使えるシリコン製のシートを利用してみてください。使ったら捨てる使い切りタイプのクッキングシートよりも経済的で、ゴミも出ないので料理をするのが楽になります。
掃除がめんどくさいのではと思うかもしれませんが、シリコンは洗うのがそんなに大変ではないですよ◎シリコンのクッキングシートにはメモリがついてるタイプや、等間隔に印がついているものなど、お菓子作りを手助けしてくれるものもあるので、好みのシートを見つけてみてください。
10. 蜜蝋やビーズワックス、シリコンラップを使う
ちょっと食べ残しをした時、ラップでさっと蓋をして冷蔵庫へ。とっても便利ですが、ラップの使用量って結構多いと思いませんか?繰り返し洗って使うこともできますが、破れてしまったり、うまく伸びなかったり、、、ラップも同様に、加熱可能なシリコン製や、天然素材の蜜蝋を塗ってあるものなど、繰り返し使える商品が豊富に販売されています。繰り返し使えるラップの素材によっては、食品の保湿性が保てたり、抗菌性があったりするので、自分に合った商品を探してみてくださいね。
11. 歯ブラシを天然素材にする
歯ブラシは衛生上、1ヶ月に1本の頻度で交換すると良いと言われています。そうすると1人が1年で使う歯ブラシは12本。これを年齢と合わせて考えると、私たちは生涯かなり多くの量の歯ブラシを消費していることになります。
竹製や天然素材の歯ブラシを選ぶのも地球に優しい習慣の1つ。竹製の歯ブラシの場合、プラスチックの歯ブラシに比べて毛が広がりにくいため長い期間使えるというメリットもあります。
歯ブラシだけでなく、カミソリも使い捨てではなく、繰り返し使える商品を検討しましょう。ステンレス製の商品もあります。サビにくく、切れ味が良いというメリットも◎
12. 生ゴミはコンポストへ
続いて紹介するサステナブルな習慣は、生ゴミをコンポストに入れることです。生ごみは匂いが気になるからと、ビニール袋を何枚も消費してしまう方も多いのではないでしょうか。コンポストとは専用の土に生ごみを入れて混ぜることで、微生物が時間をかけてこれらを分解、良質な土壌として再利用できるというものです。屋外だけでなく、室内に置るコンポスト容器もあるのでぜひチェックしてみてください。最近ではおしゃれな容器もたくさんあります。庭で畑やガーデニングをしているという人には特にぴったりですね!
おわりに
今回は地球に優しい家庭でできる習慣を12つ紹介しましたがいかがでしたか?1つ1つは些細なことでも、多くの方が習慣にしたら地球への負担も減らすことができます。紹介した習慣は地球に優しい習慣ですが、実は長期的に見たらお財布にも優しく、お買い物をする手間も減らすことができます。プラスチックの消費を減らすことで、体に優しい選択になることもあるので、ぜひみなさんも家族で取り組んでみてくださいね。
コンフォートワークスでも環境の負担を減らして商品をお届けすることに努めております。
合わせて読みたい:サステイナブルに関して私たちが取り組んでいること