今回の特集で検証するのはIKEA HOLMSUND/ホルムスンドという、全世界のIKEAで販売されているソファベッドです。
基本の仕様
こちらはFRIHETEN/フリーヘーテンをアップデートした商品で、フランジ付きのクッションピローが追加され、アームはウェッジスタイルになっています。シンプルなスクエア型のフリーヘーテンに比べるとデザイン要素が見られますね。それに伴って価格も上がっています。フリーヘーテンと同じく、ホルムスンドは3人掛けソファベッドと寝椅子付きのコーナーソファベッドという、2つのバリエーションで販売されています。
3人掛けタイプは¥84,990から、コーナーソファベッドは¥94,990からという価格で、フリーヘーテンと比べると¥20,000ほど高くなっています。(2022年5月現在)
IKEAオリジナルのカバーの色は下記の4種類しかなく、選択肢としては限られます。
- オッルスタ ライトホワイトグレー
- オッルスタ ライトブルー
- ノールドヴァッラ ミディアムグレー
- ノールドヴァッラ ベージュ
どちらのタイプも隠れた収納スペースが装備されています。3人掛けのタイプは座面の下に、コーナータイプは寝椅子の下です。
寝椅子の面白い点はソファの左右どちらにでも置けて、いつでも移動ができるところです。カバーも同様に対応しています。
ソファの脚はかなり短いので、ホルムスンドに座ると床に座っているような気になります。脚部分を見せているフリーヘーテンとはちょっと違いますね。
座り心地は?
ホルムスンドはかなり奥行きがあります。背もたれにおいたスロークッションの存在も相まって、巣篭もりできそうなくらいです。私の身長は188cmですが、余裕を持って奥に腰掛けられました。アームレストの位置は計算されており快適ですが、Kivik/シーヴィクのようにアーム自体に座ることはできません。
座り心地という点で言えば、ホルムスンドは好みが分かれるところです。パディングは固くはありませんがしっかりしています。ソファに「埋もれる」のが好きな方はあまり良いと思わないかも知れません。個人的には好きですが、私はどちらかというと沈み込むタイプのものよりしっかり体を支えてくれるものが好みだからかも知れません。
増えたクッションピローが気に入ったと言う友人もいますが、私は5個以上のクッションは散らかりの原因になると思っています。
寝心地は?
ベッドの形でも同じようなしっかりした支えを感じることができます。しかし3人掛けの方は座面が前に動き、背もたれが畳まれて座面と繋がりベッドになります。この時生まれる隙間はちょっとどうかなと思いましたし、使っていて気になる時もありました。
長椅子付きのコーナータイプはベッドがソファの座面の下から出てくるようになっています。IKEA FRIHETEN/フリーヘーテンやMÅNSTAD/モーンス タードと同じシステムですね。ホルムスンドの方が引き出すのが楽で良いと思いましたが、この構造が長期間の使用に耐えられるか疑問に思う方もいるかも知れません。
ベッドはダブルかフルサイズですが、クイーンまでは大きくありません。ベッドシーツを使うのでしたらよくサイズを確認しましょう。
コンフォートワークスからのちょっとしたアドバイス:安い形状記憶のフォームパッドを上に載せたら寝心地が劇的によくなりました!それでも文句をいう友達がいたら寝る前に多めのビールを飲ませましょう。
結論
値段があがり、見た目が高級になり、奥行きが深いシートでしっかり支えてくれるパッド。変えカバーもありますが、IKEAのポリエステルはちょっとざらついていて快適さに欠ける気がしました。私は人を自宅に招くことがあるのでこのソファを買いますが、もしあなたが身長計のてっぺんに届きそうな一人暮らしの男性だったら、フリーヘーテンの方がいいと思います。
デザイン:7/10
快適さ:7/10
耐用度:8/10
価格:6/10
コンフォートワークスは現在ホルムスンドのソファカバーを3人掛け用もコーナーソファベッド用も制作していますからご安心を!IKEAでは4色しか販売されていませんが、コンフォートワークスでは70種類以上の豊富なオプションをご用意しています。IKEA店舗を訪れてソファ本体のみを購入しカバーはオーダーで、という手もありますよ!詳しくはこちらの記事、IKEAソファをカバーなしで本体のみ買う裏技!をご覧ください。
このレビューは役に立ちましたか?IKEAのソファについてもっと知りたい方は下のリンクからIKEAのソファ比較レビューを読んで見てくださいね!