タイムマシンに乗ってレトロな世界に行ってみましょう!1960年代ほとんどの人がタフティングされたソファを持っているか持つことに憧れていました。その中でもレザーソファは特に人気が。今日でもタフティングを施したソファは高級感のある家具として位置付けられています。リビングルームのタフティング加工されたお洒落なソファほど”ミッドセンチュリーモダン”を体現するものはありませんよね。
普通タフティングのソファは値が張るもの。でもお金をかけなくても手に入れることはできるんです。ではどうやって?必要なのはソファとDIYタフティングキットだけ。
DIYタフティングを準備したらこれからご紹介する4つのタフティングスタイルを検討してみて下さいね。
1. ビスケットボタンタフティング
ズバリなネーミングですが・・・このタフティング法では四角いパターンが現れるのでソファが座り心地の良い巨大なビスケットのようになります。この四角いパターンを作るにはタフティングボタンの置き場所がとても重要。その効果を活かすには一貫してまっすぐに配置しましょう。
始める前にまずはソファのタイプを確認する必要があります。
- 取り外し可能なクッション
IKEAのKarlstad/カルルスタードソファのような取り外し可能なクッションをお持ちならタフティングはより簡単です。やり方を説明したものは色々ありますよ。私たちが絶賛しているのはミシェルがコンフォートワークス のDIYタフティングキットを使って書いたKarlstad/カルルスタードのタフティングチュートリアル。
試作品を作ってみたら思ったよりもずっと簡単でした。時間はかかりましたけどね!私たちはKarlstad/カルルスタードがなかったので代わりにKivik/シーヴィクで試してみました。仕上がりは下の写真をご覧ください!
アドバイス:クッションに針を刺す時はクッションカバーのジッパーを開けて。カバーの裏面にまでしっかり糸を通すことができます。
- 取り外しできないクッション
取り外しできないクッションの場合、タフティングはちょっと難しいものになります。ソファ本体にドリルで小さな穴を開けて糸を通せるようにします。穴を開けてしまえばその後のステップは同じですが、ソファ/椅子本体を扱うのはクッションよりも手こずるかもしれません。
ボタンタフティングの解説ビデオを見つけたのでご紹介しますね。ボタンを取り付ける際の引き結び(スリップノット)を詳しく教えてくれますよ。
2. ダイヤモンドタフティング
ダイヤモンドタフティングは革張りのソファによく見られます。ビスケットタフティングに似ていますが、ダイヤモンド型のパターンが現れるようボタンが間隔を空けて配置されています。このスタイルはレザーソファにぴったり。でも心配しないで。レザーソファをお持ちでなくてもお手頃なバイキャストレザーのソファカバーもありますよ。
- 取り外し可能なクッション
ハニーバドガーホームがどのようにKarlstad/カルルスタードModena Blackをタフティングしたかそのワクワクするような体験を参考にしてみましょう。でもビスケットパターンではなく下の写真のようなダイヤモンドパターンにしてくださいね。
2. 取り外しできないクッション
取り外しできないクッションの場合、ソファ本体にドリルで小さな穴を空けタフティング糸をソファ背面に通るようにします。工程はこれまでとほとんど同じですが、私たちはこの場合もビスケットパターンではなくダイヤモンドパターンを使っています。
3. シングルラインボタンタフティング
ドラマ「マッドメン」のファンならシーズン5でドン・ドレイパーが彼のお洒落なアパートで開いたパーティを見たことがあるでしょう。彼がゲストを招き入れるリビングルームには60年代のクラス感を醸し出す洗練されたシングルラインタフティングのコーナーソファが。
このパターンは先にご紹介した2つのスタイルに比べてボタンの数や手間が少なくて済みます。ポイントはタフティングラインの上下に均等なスペースを作ること。よく計算してタフティングラインがクッションの真ん中に来るようにしてくださいね。
アドバイス: 誰か他の人にタフティングのパターンをチェックしてもらいましょう。均等でなければすぐにチェックしてもらえます。
4. ボタンレスタフティング
先にご紹介した3つのスタイルではタフティングにボタンが必要になりますが、このスタイルでは他の日のためにボタンを取っておきましょう。その名の通りタフティングにボタンを使う必要がありません。気に入ったボタンが見つからない時やそもそもボタンを使いたくないという時に最適です。
では何を使うのでしょう?ここからが面白いところ。なんと刺繍糸を使ってそれをボタン代わりにしてしまうのです。
このスタイルはクッションが沈み込みやすく、中の詰め物がしっかり形を保っていない場合に適しています。タフティングが詰め物を支えて型崩れしにくくなります。
糸のボタンは普通のボタンと比べて小さく軽量なので通常のボタンタフティングよりもさりげない印象を与えます。
アドバイス: 作業中はタフティングの見え方を常にチェックしましょう。重力でクッションとタフティングが下にさがり、パターンが均等でなくなってしまいます。
プラス面とマイナス面
DIYタフティングの最大の利点は簡単に取り外しができること。しばらくしてタフティングソファに飽きてしまったら糸を切るだけでもと通りに。
好みに応じてタフティングを自由にカスタマイズすることもできます。私たちがここでご紹介したのはほんの数例に過ぎません。可能性は無限大ですね。例えば色んなボタンをミックスしたり、ユニークなアシンメトリーのパターンにしてみたり・・・。
DIYタフティングのマイナス面はソファカバーを変えられなくなってしまうこと。ソファカバーを外すためにはタフティングの糸を切らねばならず再度つける時にはまたやり直さなくてはなりません。したがってソファカバーを頻繁に洗濯したいならソファのタフティングはおすすめできません。
またDIYタフティングはあらかじめ張り地に施されたタフティングほど丈夫ではありません。ソファの張り直し業者はしっかりと固定させるためネジを使ってタフティング加工をしています。
ご興味のある方はコンフォートワークス のDIYタフティングキットを注文してみてくださいね。また私たちのお客様とのコラボによるタフティング特集もよろしければぜひ。
すでにソファをタフティング済みですか?どんな風にできたか是非私たちに教えてください!