無印良品では、近年続々とソファや椅子、テーブルといった家具を開発&販売されています。無印の過去に遡ってみると、15-20年前の無印良品といえば「文房具」というイメージが非常に強かったですが、ふと気がつくと国内、海外に870店舗をも抱えるIKEAに並ぶグローバルな家具店となっていました。
そんな無印良品が1番初めに販売したソファ、無印のウェブサイトでは「古いソファ」と呼ばれているものです。いつに販売されたか記載がないのでデータがありませんが、2000年になる前に販売された事は間違えありません。何故なら、「古いソファ」の次に販売されたと思われるソファは、「ソファ本体1996年モデル」だからです。となると、現在無印の旧「古いソファ」ないし「1996年モデル」を使っている方がいるとすれば、20年以上も同じソファを愛用し続けているという事になりますね。でももちろん、人が年老いていくようにソファ自体にも寿命はあります。そこで、無印1996年モデルソファを持っている方でも、2002年モデルソファを持っている方でも、まだこれからも愛用して使っていきたいという方に、新しいソファを買うより安く現在のソファを長持ちさせる方法をご紹介します。
1. クッション材を詰め替える
一般的なソファによく使われているクッション材は、ウレタンです。無印のソファにも昔からウレタンが使用されてきました。ウレタンといえば、低反発で有名ですが、長年同じものを使用し続けるともちろん素材はヘタってきます。そして、一度へたってしまうと物理的にはどうしようもできません。下のお写真のように、ソファのフレーム自体は問題なく見えるものでも、座面、背もたれのクッションがヘタってしまって、カバーも緩み、とてもだらし無く見えてしまします。
そこで、解決策としてクッション材を詰め替えます。詰め替える素材によって価格は様々であると思われますが、クッションがへたっているからといった理由でソファを買い換えるよりはお安く済みます。お探しの方は一度サーチエンジンで「ソファ クッション 詰め替え」と検索してみて下さい。
2. カバーを新調する
カバーが古びてしまった無印旧ソファです。
1番手っ取り早いのがこの方法です。無印のソファは革張りタイプのもの以外全てカバーリング状態ですが、やはりカバー自体が汚く、糸もほつれてボロボロになっている場合は新しいカバーの購入をオススメします。もちろん、カバーを変えたところで上記「1」でご紹介させて頂いたヘタりは解消されませんが、もしオーダーメードカバーを取り扱っているブランドやストレッチ性の効いた生地のカバーを取り扱っているインテリアショップでの購入をおすすめします。見た目のみ重視する場合はヘタれてしまったクッションの厚みに合わせてオーダーでカバーを新調する事により、だらし無い見た目は解消されます。クッションを詰め直すより手っ取り早く、財布にも優しいです。
ちなみに、弊社では無印ソファカバーのオーダーを取り扱っていますが、旧ソファから現在販売されているソファ全てに対応しています。無印ではソファ2005年モデルが発売されてから、革張りタイプも同時に販売されました。現在現役で販売されているワイドアームソファも革張りタイプの物がありますが、革張りの場合は布ぐるみ、カバーリングのソファより傷が早く目立ってきます。そんな時は実際にソファ張り替えサービスを行なっているショップに足を運ぶのも良いですが、オーダーカバーで革張り→布のカバーへ、革張り→レザーのカバーへ新調する方が安上がりです。下のお写真は、弊社で実際に無印旧ソファへカバーをお作りしたものです。
無印旧ソファ1996年モデル with Comfort Worksソファカバー
無印旧ソファ2005年モデル with Comfort Worksソファカバー
ソファ本体2シーター 2002年モデル with Comfort Worksのオーダーカバー
ワイドアーム2.5シーターダウンフェザー・たっぷりフェザー2010年モデルwith Comfort Worksのオーダーカバー
スリムアーム2.5シーター2008年モデルwith Comfort Worksオーダーカバー
3. 掃除を頻繁にする
これは基本です。ソファは本当にケアしないといけません。洋服で例えてみて下さい。同じ服を毎日洗濯もしないで着ているとどうなりますが?色も黄ばんで着ますし、匂いも気になります。そしてもちろん素材は人の皮脂や空中の雑菌などによりダメージを受けまくりです。そして、ソファはどうでしょうか?新品のソファを購入して、しばらくは匂いも汚れも気にならないと思いますが、匂い、汚れが気になり始めたら少し手遅れかもしれません。というのは、匂い、汚れがきになり始めるということは着々とソファの素材の腐敗が始まっているということです。特に、人の体が最も長く触れる座面は1番汚れやすく、ダメージを受けやすいで。その為、上記「1.クッション材を詰め替える」ということが必要になってきます。上記「2.カバーを新調する」も、ソファのクッションの中身の腐敗の進行自体を止めることはできません。その為、ソファの掃除を日々からする事が必要不可欠なのです。
4. ソファを置く位置を考え直す
ソファのケアにより近い内容となりますが、今ソファを置いている場所はどこでしょうか?直射日光の当たるところや、エアコン、ストーブ、ファンヒーター等の近くに置いていませんか?
また、お風呂場の近くにあったり、湿気の多い所に置いている場合はさらに注意が必要です。ソファがダメージを受けるスピードは、ただ座っているだけで劣化していくより、人間が使用する道具によってのダメージが大きいので、もし今ソファを置いている場所が上記どれかに当てはまる場合は、少し置く位置を変えてみた方が良いかもしれません。もしお部屋の構造的にどうしても無理な場合は、普段からのケアを怠らないようにしましょう。
5. ボタンタフティングでクッションの張りを持続させる&北欧風にアレンジ
まず、ボタンタフティングについてあまりご存知でない方は、以前書かせて頂いたボタンタフティングの記事をご覧下さい。上記でも言及したように、ソファの劣化で1番気になる部分は恐らくクッションのヘタりだと思います。クッション材を詰め替える&カバーを新調する方法以外でクッションの張りを取り戻す方法といえば、クッションにボタン留めを施すという事です。厳密に言うと、ボタンフティングをしたからと言ってすでに薄くへたってしまったクッションの厚みには変化はありませんが、カバー上からボタンタフティングを施す事により、中身のみへたってしまったクッションを圧迫させて張りを取り戻す事ができます。
ソファの見た目も一層北欧っぽくなり、北欧インテリアが好きな人にとっては一石二鳥なデコレーションと言えます。弊社では、上の写真のボタンタフティングを行う専用のキットを販売していますので、宜しければ一度ご検討下さい。
最後に
如何でしたか?今お持ちの無印旧ソファのフレームさえ壊れていない場合、まだまだ使用できるので捨てることを考えずにどうリメイクできるか、どう長持ちさせる事ができるかをまず考える事をオススメします。
弊社では、現役の無印ソファを含め、ほとんどの無印旧ソファへソファカバーをハンドメイドでお作りしています。ソファカバーをご希望の場合は、コンフォートワークスまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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by fliettita
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