思い出してみて下さい。最後の一冊の本を本棚に並べ終えて、真新しいお家全体を見渡した時の気持ちを。まるで新しい人生が目の前に広がっているような気分になりませんでしたか?
しかし数ヶ月もすると魔法がゆっくりと消えていくのを感じるでしょう。椅子は仕事から帰って脱いだ服に覆われて時にそれはリビングやダイニングにまで・・・。あなたはリビングスペースにうんざりし始め、もう一度お家を好きになりたいと願うように。
リビングスペースの印象をガラリと変える方法はいくつかあります。それは決して大掛かりなものでもなければお金のかかるものでもありません。私たちはメルボルンで何度か引っ越した経験から、そのやり方についていくつかアドバイスをご紹介できるのではないかと思っています。
大物家具の配置を変える
ベッドやソファのような部屋の核となる家具を動かすと印象が大きく変わります。大変なことのように思えますが、先入観を持たずに違った配置にしてみると家の中のスペースを再発見するかもしれません。家具を動かすのは誰かに手伝ってもらって、土曜日のアクティビティにでもしてしまいましょう。前もってあれこれ考える必要はありません。あなたの創造力に任せてやりながらどうするか決めれば良いのです!
簡単な模様替えのアイディアとして、あまり使っていないアームチェアを壁に向かって置いてシアタールームチェアにしてしまうのはどうでしょうか。小さなテーブルの上にノートパソコンを置けば・・・ほら、ミニホームシアターの出来上がり。夜、友達と映画を観たりYouTubeのビデオを観たりする時は腰掛けるだけですぐにプライベートシネマを楽しめます。椅子をくっつけてブランケットとココアを用意すれば、愛する人と寄り添ってくつろいだ夜を過ごせることは間違いありません。
片付け
家具を動かすのは時として部屋全体の景観を変えることになるかもしれません。何らかの理由(プラグ、壁の塗装、あるいは壁に取り付けられた家具など)でそれが不可能な時、クリエイティブな模様替えは難しいかもしれません。でもお家に新鮮な雰囲気を作り出す変化は期待できます。
春の大掃除と同じように、スペースを占領している余計な物を片付ければ”新しい家”を手にすることができます。そうすればお部屋に新鮮できちんとした印象が戻って来ますよ。古い香水瓶を手放すことは難しいかもしれません。でもドレッサーから片付けてしまいましょう。必要なものだけを置くコツは引っ越して来た当初使っていたものに限ること。ホコリが被っているものはほとんど使っていないものですから捨ててしまいましょう。
壁の空間を有効利用
壁に装飾を加えてみましょう。インスタグラムに投稿したお気に入りの写真をフレームに入れて飾ったり、お手製のジュエリーハンガーをつけたり、シンプルな切り絵の作品を掛けたり・・・。少し色味を加えたいけどあまり大げさにはしたくないという時は、壁をライトで照らしてみて下さい。このアイディアは壁に何かを固定することなく大きな変化をもたらします。しかもやり方はボタンをパチンとするだけ!
新しいカバー
ベッドシーツであれソファカバーであれ、替えを2、3枚もっているとどんな季節や状況にも合わせることができます。暖かみのある色を冬用に、明るくニュートラルな色は夏用に、と使い分ければ空間はもっと居心地の良いものに。ソファを買い換えるのはお金がかかりすぎるかもしれません。でも季節に合ったカバーに変えればまるで新しいソファを買ったかのように見えますよ。
”グリーン”の要素をプラス
観葉植物を置いてみるものよいかもしれません。大げさなものである必要はありませんよ。小さなヤシでもお部屋を生き生きと見せてくれます。もしあなたがワーカホリックで水やりを忘れてしまうようならトックリランがおすすめ。よく日の当たる場所に置いて、土が乾いてひび割れてきたらお水をあげましょう。こちらの記事も参考におうちで植物をs立ててみてくださいね!
塗り直しとちょっとした改良
バスルームに新しい感覚を取り入れるのは最も難しいことかもしれません。狭いスペースでもっぱら実用性のみが重視されるのですから。それでも変化をつけるDIYの方法はいくつかあります。鏡を額縁で縁取ってみるもの良いですし、タイルの目地を塗料で塗ってコントラストをつけてみても。清潔感のある見た目にもなりますよ!
ここでご紹介したヒントを試してみると、リフレッシュボタンを押したかのようにお家に新しい魅力が加わります。結局お家は世界で一番お気に入りの場所であるべきですよね。飽きたらすぐに引っ越せるだけの余裕が持てるようになるまで、今あるものを工夫していく必要があるでしょう。その最大のメリットは?お部屋に新鮮な感覚を取り入れようとすることは、創造性を刺激し、あなたに自信をつけ、長期に渡って心地よい暮らしを約束してくれるということでもあるのです。