ベッドは寝室のセンターピース。特にホテルならまさにスターであるべきものです。シャングリラやリッツ・カールトンのようなホテルにあるベッドには何か特別な力があるんでしょうか?「贅沢な時間」の結晶のようなベッドは、見るや否や飛び込みたくなりますよね。
最高級のベッドリネン、有り余るほどのクッションやピローを乗せた天国の寝床のようなベッドは、これでもかというほどの圧倒的な心地よさを追求してデザインされています。
さて、ここで重大な問いかけが生まれます。この外見と心地よさを自宅のベッドで実現するにはどうしたらいいのか?
5つ星ホテルのベッドの何がこんなに私たちを惹きつけるのか、徹底的に検証しました。今回はその結果を、自宅で再現できるホテルライクな寝室インテリアのお役立ちヒント集として特集します!
クッションとピローはあればあるほど良い
自分の枕(寝る時使うやつです)を定位置に置いたら、あとは飾りのクッションで楽しみましょう!
クッションも奥深いもので、様々な色やかたち、生地の質感などで贅沢で楽しそうな雰囲気を出せます。すぐにでも飛び込んで1日中ここで過ごしたいと思わせるベッドにできますよ。
ホテルのベッドの見た目を自宅で再現するなら、クッションやピローはあればあるほどラグジュアリーになります。
レイヤーがなにより大事
ホテルのシーツっていったい何枚重ねてるんでしょう?
典型的なホテルのベッドは2、3枚のシーツやキルトカバーなどを重ね、ふわふわの質感を出しています。
自宅のベッドも同じようにカバーやシーツを重ねることで、実際より高級感のある見た目を作れます。
ホテルのベッドがあんなふうに素敵に見えるのは、スロー・ブランケットを上において質感と色をプラスしているからなんですよ。
ピローはやりすぎなくらい膨らませて
ホテルではあの魅力的なベッドにするために、ちょっと手の込んだトリックも使っています、それがクッションや枕を過剰に膨らませる、ということ。
これで使い古されて固くなった枕ではなく、フレッシュな印象に見せることができるんです。
自宅でも枕に詰め物をたくさん入れて、5つ星クオリティを再現して見ましょう。
3重シーツは試す価値あり
一流のホテルはシーツのたたみ方も一流です。
四角がきれいにベッドにたくし込まれているシーツを引っ張って中に潜り込むのはなんだかとっても嬉しくなってしまいますよね。
これを自宅でやるのはどうしたら良いか?簡単です。ホテルのテクニック、「3重シーツ」。薄いブランケットを糊の効いた2枚のシーツの間にいれて敷いておくと、ベッドの上で畳まれた時にシーツのぱりっとした感じと柔らかい心地よさを感じることができるんです。
この方法はブランケットを洗う頻度も少なくなるので、時間と水とお金の節約にもなりますよ。
ベッドの裾が肝心です
ベッドに裾がついていると、むき出しの(そして時にはあまり魅力的ではない)ベッドの脚やフレームなどが隠れ、部屋全体がクラシックでクリーンな雰囲気になります。
家ではベッドの下を収納として使うことが多いと思いますが、ベッドの裾があれば目隠しになりますし、ゴージャスで5つ星ホテル風の見た目も手に入れられますよ。
とにかく散らかさない
当然といえば当然ですが、やはりホテルの整頓されて散らかりのない部屋は良いお手本になります。部屋のデコレーションを抑え気味にすることも、空間がごてごてとして散らかった印象にならないようにするには大切です。
ホテルにしてみれば、お客様はやはり贅沢で落ち着いた環境をもとめているのですからね。
こうしておけば、寝室の中心はベッドとなり、心地よさやベッドの魅力が際立ちます。
お家も整理整頓し、毎日使うもの以外は目に入らないところにしまっておくのが良いでしょう。
うんとアーティスティックに
よく気をつけて見てみれば、親しみやすさとおもてなしの印象を出すためにホテルがアート作品を上手に使っていることに気づくでしょう。
自宅のベッドルームは自分の個性をアートで表現したり、インスピレーションの元となるような作品を置くのにぴったりの部屋です。
有名なトリックをひとつ。ホテルは、滞在する人の脳のなかでアートと高級感が自然と関連づけられるよう、美術作品を置いているそうです。ということは絵画や写真などが壁にかかった部屋にいるとちょっと気分があがるということなんですね。
ピカソの絵でなくても、同じような効果は自宅で得られます。自分の好きなアート作品をベッドの上のスペースに飾れば、日々のインスピレーションのもとになるかも?!
5つ星ホテルに泊まるのはとっても高額ですが、自分の家の寝室をこんな贅沢な見た目に作り変えるのはそこまで大変じゃありません。
ちょっとした工夫とお片づけで、同じような効果は得られるのです。
部屋のデコレーションや模様替えをしたいなと思っているなら、コンフォートワークスの無料の Eブック 「Timeless Living: IKEAのアイディアがつくる美しい家」(英語)をぜひご参照ください。