いつか家のなかにガーデンを作りたいと思いつつ、どうしたらいいか分からなかったあなた。
さあ、今こそ実現するとき!
うちの可愛い鉢植えの子に家族を迎えてあげたい人にも、まだひとつも持っていない人にもわかりやすくまとめた今回の特集は「インドア・ガーデンのすべて:作り方とメンテナンスのガイド」です!
Step 1: いちばん大事なのは「場所」
家のなかでの植物の配置の仕方とガーデンにしつらえる場所の選び方は、プラントを選ぶ前にしなくてはならない大事な仕事です。インドア・ガーデンをどう見せたいかというアイディアをきちんと頭に思い描いておくと、そのあとのプロセスがとてもスムーズです。例えば棚を活用して高さを出し、縦方向にガーデンを広げたい人。あるいは天井から吊るすことで日光を確保しようとする人もいますね。
インドア・ガーデンを育てるのには、常に日光が十分に降り注ぐ場所が向いているのは言うまでもありません。東向きの窓は最適と言えますが、光がかなり強い場合もあるので注意が必要です。プラントの種類によって光や熱に対する感度も様々なので、環境にあったプラントを選ぶようにしましょう。植物が乾いたように感じたら窓から少し離れたところや陰があるところに移して見てください。
Step 2: どんな植物を育てたいか事前に決めておく
どれがいいというのに正解・不正解はありませんが、どんな植物を選ぶのかによってそのあとのお世話にかかる手間が決まってきます。
あまり手がかからないタイプのものといえば、育てるのは簡単で見た目も可愛い多肉植物。アロエベラなどは治癒成分を含むとされ(葉の中のゲルは広い地域で火傷や皮膚炎症を改善する生薬として使用されています)、また医学的な用途に使われることもある植物です。また、家庭菜園としてハーブ類やチェリートマト、レタス、葉もの野菜などを育ててみるのも良いですね。ハーブに興味のある方はこちらの記事も読んでみてくださいね。室内で育てやすいハーブいろいろ
プロのアドバイス:色んな種類の植物を一度に育てようと思っているなら、プラント同士の間に十分な生育スペースを開けて起きましょう。ミント類などはかなり育ちも早く、他の植物の場所に侵入して生育を阻害してしまいます。
Step 3: 光はふんだんに
植物はみなそれぞれ生態が違い、育つのに必要なものもお世話の仕方も様々です。健康な生育に適した日光の量も違います。
グリーンを買うとき、だいたいにおいてプランド・タグが付いており、簡単な世話の仕方が書いてあると思います。説明書きは役にたちますが、その子を健康に育てるという点では、具体的な情報が全部載っているわけではない時も。
さまざまな種類の日光と、それに適した植物に関する法則は一般的に言って:
- 直接日光:これに適した植物は、1日のうち最低6時間は直接日光に照らされている必要があります。
- 中度の日光:1日4時間程度、直接日光に当たる必要があります。
- 間接日光:直接日光を避け、人口の光が最適な植物です。
- 低度の日光:直接日光は必要なく、環境光のみで育ちます。
Step 4: 土を知ろう
私もうちの子を育てる前は、植物に合わせて成分のちがう土があるなんて知りませんでした。
例えばインドア・ガーデンに屋外ガーデン用の土を使うのがどうしてよくないのか、ご存知ですか?もしあなたが私のような人なら、インドア・ガーデンにいろいろと植えてしまう前にこの特集を読めば役立つこと間違いなしです。
外用の土を使うということは、土の中に生きる寄生虫などの危険要因も一緒に家の中に持ち込んでしまうということ。大事な植物が弱ったり死んでしまったりする原因になり得ます。また水はけの良い土は、普通の庭用の土より水が滲み出やすく溜まらないため、植物が溺れ死んでしまう危険性が減少します(植物も溺れる時があるんです!)。ただし水はけの良い土を好むグリーンは乾燥もしやすいので、通常の土で育つ植物より水やりの頻度もあがる傾向があります。
Step 5: ゴハンも大事
グリーンのお世話をシンプルにしてくれる簡単なコツがこちら:植物たちを肥料や水をより多く必要とするものから少ないものへと順に並べて置きましょう。そうすればこの子達のパパママが忙しくなっても混乱せずに済み、肥料や水のやり過ぎ(あるいは不足)を防ぐことができますよ。
Step 6: マルチで植物を守ろう
マルチを敷くことはインドア・ガーデンの土の湿度と温度をコントロールする良い方法の一つです。マルチとは一般的に草、葉、干し草や藁、食物のくずやコンフリー、樹木の皮を割いたものや時には皮そのものを使った、つまりは有機物のかすで作られています。土の上に敷いてあげればグリーンもより健康的に育つこと間違いなし!
さあ、ガーデニングのプロでなくても、何かを育てるのが全くの初めてでも大丈夫。このステップに沿って実践すれば「うちの子たち」を長い間に渡ってスムーズに、そして楽しく育てていくことができますよ!
最近植物を育て始めた方はこちらの記事も是非参考にしてみてください。